岐阜市 麻疹風疹ワクチン予防接種

麻疹とは

麻しんウイルスによる急性の発疹性感染症で、感染力が強いことが特徴です。
通常、１０～１２日の潜伏期を経て、３８度以上の発熱が数日間続きます。
発熱期には、咳嗽、鼻水、結膜炎の症状が出現します。

その後、体に発疹が出現し、口の中に「コプリック斑」という白い粘膜疹が
現れます。肺炎、中耳炎の合併することが多く、患者1000人に1人の割合で
ウイルス性脳炎が合併すると報告されています。

はしか・麻疹に感染してから７～１０年経過してから脳炎を発症することがあり、
亜急性硬化性全脳炎と呼ばれています。

子どもの場合、適齢期になれば、早めに予防接種を受けて対策しましょう。
麻しん・風疹は予防接種法の一類疾病に指定されています。

妊娠と麻疹ウイルス感染症

妊娠中に麻しん感染症にかかると母体が重症化する確率が高くなる懸念が
あります。一方、麻疹にかかることで、胎児の奇形が増加することはないと
言われていますが、流産や早産を引き起こす可能性は高くなります。

麻疹ワクチンとは

予防接種に用いるものは、麻疹ウイルスの病原性を弱めたものですが、
ワクチンを接種すると免疫を獲得することができます。風疹ワクチンと
一緒に受けることも可能なＭＲワクチンを利用することができます。

ＭＲワクチンの利点として、風疹感染症も同時に予防することができます。
妊娠前の対策として、検討すると良いでしょう。

妊娠を予定されている方へ

流産・早産のリスクが高くなることから、麻疹にかかったことがない方は、
早めに麻疹ワクチンによる対策を行いましょう。抗体検査で免疫があるか
調べることも可能です。

岐阜駅近く、麻疹・風疹ワクチン予防接種

麻疹・風疹にかかったことがない、妊娠の予定があるので、ワクチンの
予防接種で早めに対策したい、抗体検査で免疫の有無を調べたいなど、
名鉄岐阜駅近くのワクチン外来（大人、小児）にご相談下さい。